アメリカの複数のボーディングスクールに合格したYGC生に、ボーディングスクール受験の準備、YGCの授業で役立ったこと、受験を通した自身の成長などについて振り返ってもらいました。
ボーディングスクール受験を検討されている方にとって、進路選択や受験準備のヒントとなる内容です。
D.Y.さん(2026年度 YGC在籍生)
合格校:Cushing Academy / Gould Academy / Kimball Union Academy / The Frederick Gunn School / The Williston Northampton School
YGCでの受講クラス:Academic Preparation TOEFL iBT® 80+, 100+
Dさん
- ボーディングスクール受験の準備を始めたとき、どのような気持ちでしたか。
ボーディングスクール受験の準備を始めた時は、楽しみな気持ちよりも不安な気持ちの方がありました。英語だけで生活する環境についていけるのか、友達を作ることができるのか不安でした。
しかし、受験の準備を進める中で、英語の練習や学校について調べることで少しずつ自信がついてきました。また、実際に学校に訪問したりして、怖さよりも新しい環境で挑戦することへの楽しみが大きくなりました。
- 実際の⾯接は、どのような雰囲気でしたか。
面接はとても緊張しました。緊張のあまり、前日の夜はほとんど眠ることができませんでした。しかし、どの学校の面接官も僕に優しく、オープンに接してくれたので、自分の言いたいことを伝えることが出来ました。
質問は、事前に練習した基本的なものが多く、なぜその学校を選んだのか、学校で取り組んでいること、好きな科目や苦手な科目、趣味などについて聞かれました。そして自分の人生で自分を変えた出来事も聞かれました。難しい質問というよりも、自分自身について知ってもらうための質問が多かったです。事前にしっかり準備をしていたおかげで、緊張しながらも落ち着いて自分の経験や気持ちを伝えることができました。
- YGCの授業で取り組んだことの中で、役に⽴ったと思うことはありますか。
YGCの授業では、先生と英語で話す機会が多いため、スピーキング力が伸びました。それに加えて、単語のテストやライティングの宿題もあるため、エッセイを書く力がつきました。結果として、面接では自信を持って自分の考えを話すことができ、エッセイでも自分らしさを伝えることができたと思います。受験を通して英語力が向上し、自信を持てるようになったことが一番役に立ったと思います。
- 受験準備を通して、⾃分が成⻑したと思うところはありますか。
成長したと感じることは、自分自身への理解が深まったことと、自立心が身についたことです。例えばエッセイで、自分の経験や強みを考える機会が増えて、自分がどのような人なのかを改めて理解することができました。また、受験では両親に支えてもらうこともありましたが、自分で準備を進めたり、スケジュールを管理したりしたので、前よりも自立したと思います。
- これからボーディングスクールを⽬指す⼈に、伝えたいことはありますか。
これからボーディングスクールを目指す人に伝えたいのは、事前の準備をしっかりすることの大切さです。僕は事前に何度も面接の練習をしていたので、本番では思っていたより落ち着いて答えることができ、思っていたより難しくありませんでした。しかし、準備をしていなければ、うまく答えられなかったと思う質問もありました。なので、面接でちゃんと質問に答えるためにも、事前の準備や練習をしておくことがとても大切だと思います。
それに加えて、実際に学校を訪問して自分に合う学校かを確かめることをおすすめします。在校生に校内を案内してもらったり、先生と話したりすることで、ホームページを見るよりも、実際に行く方が学校がよく理解できたからです。
保護者様
- お子さまがボーディングスクールを目指すことになったきっかけを教えてください。
きっかけは、息子が小学校受験をするかどうか、夫婦で将来の教育について話し合ったことでした。息子が社会に出る時代には、日本だけでなく、世界のどこでも学び、働き、価値を発揮できる力が必要になると考えました。将来、日本以外で挑戦する選択肢を持てないことは大きな制約になると感じました。そこで、最低でも大学、できれば高校から海外進学を視野に入れたいと考えました。その後、息子はインターナショナルスクールへ転校し、英語で学ぶ環境や国際交流を経験する中で、本人自身も海外の学校で学びたいという気持ちを持つようになり、ボーディングスクール受験につながりました。
- 英語力について、お子さまにどのような課題を感じていましたか。
ボーディングスクール受験に必要な英語力は、インタビューで考えを伝える力、TOEFL iBT® などの試験でスコアを出す力、エッセイで自分を表現する力だと思います。息子はインターナショナルスクールに通っていたため、英語を聞く、話すことには慣れていましたが、試験に対応できるレベルの正確な読解力、文法や構成を意識したライティング力、限られた時間内で答えるスピード、語彙量には課題がありました。そのため、受験に特化して読む、書く力を引き上げる必要があると感じていました。
- YGCでの学習を通じて、お子さまにどのような変化を感じましたか。
YGCでは、主に TOEFL iBT® 対策の授業でお世話になりました。先生の解説が丁寧で詳細だったため、本人の理解が深まり、途中から「よく分かるから面白い」と言うようになったことが印象的でした。また、毎回宿題が出ることで、単語を覚える、英文を読んでくるといった家庭での学習量も自然と増えました。授業を通じて試験形式に合った対策を具体的に理解し、英文を読むスピードや問題への取り組み方も安定していきました。実際にテストのスコアも上がり、努力が結果につながる手応えを得られたことは、本人にとって大きな自信になりました。
- 最終的な進学先を決めるうえで、ご家庭として特に重視されたことは何ですか。
進学先を決めるうえで重視したのは、知名度やランキングではなく、息子が高校時代を通じて、自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことを見つけられる環境かどうかでした。広大な敷地の中で、学校全体を実験場のように使いながら、体験やプロジェクトを通じて学びを深められる点に魅力を感じました。また、先生との距離が近く、一人ひとりをよく見て、ほっておかない温かいカルチャーも大切にしました。将来も、自分の興味関心を軸に、進路を主体的に選択できる人になってほしいと考えました。
- これからボーディングスクールを検討するご家庭に、保護者の立場から伝えたいことはありますか。
ボーディングスクール受験は、英語力や成績だけでなく、子どもがどのような経験をしてきたのか、何を大切にし、これからどう成長したいのかを深く考えるプロセスだと感じました。保護者としては、早い段階から情報収集を始めることも大切ですが、親が先回りしすぎるのではなく、本人が自分の言葉で考え、選び、挑戦する時間を持つことが重要だと思います。また、日本の受験とは異なる準備も多いため、専門的な視点で伴走してくださる存在があることは、親子にとって大きな安心材料でした。受験準備を通じて、子どもが少しずつ自信を持ち、自分の未来を自分で考え始めたことが、何より大きな財産でした。