海外への進学を現実的な目標として設定するために、海外大学進学についての疑問や不安を解決する基礎的なポイントを押さえておきましょう。
国内大学との違いや出願する際のコツなどをチェックしましょう。
海外大学進学FAQ
国内大学進学との一番大きな違いは?
国内大学の多くが試験の結果によって大学の合否が決定される“一発勝負型”だとしたら、海外は“多面的アプローチ型”と言えます。
米国や英国では、 SAT®、A-Levels、IELTS などの試験結果のほか、高等学校の成績、ボランティア活動/課外活動の記録、エッセイ、インタビュー、推薦状などの総合的な審査により大学入学の合否が決定されます。
海外大学進学に必要なものは?
海外大学進学は手間がかかるようにもみえますが、国内でも海外でも、試験勉強をしなくてはならない事実は同じです。それが、大学共通テストなのか、米国の場合はSAT®/ACT®なのかの違いになります。
国内で学校生活、課外活動や普段の生活を精一杯充実させて、課外活動のアピールや、エッセイ、インタビューに積極的に活かしましょう。
米国大学と英国大学の大きな違いは?
一般的に米国の大学は4年制に対し、英国の大学は3年制となります。
米国では専攻を通常大学2年生から選択しますが、英国は入学時に専攻を決め、その学部に入学して3年間で学位を取得する制度となっています。
志望大学合格の可能性を高めるには?
米国では一般的に、高校を卒業する年の1月初旬が通常出願の期日ですが、それよりも早い、11月初旬頃に出願する Early Action および Early Decision という制度も採用している大学があります。
Early Actionは 複数大学への出願が可能である一方、 Early Decision は出願できるのが1校のみの専願制で、合格となった場合その大学へ必ず入学するという規定があります。両制度とも通常出願より志願者が少ないため、出願までに志望する大学をよく調べ、各種出願書類およびテストスコアが十分に揃えられていれば、合格可能性を高めることができます。
海外大学進学を有利にする“課外活動”とは?
課外活動は英語で Extracurricular Activities といい、学校生活以外の場でのスポーツや趣味、地域のボランティア活動などを指します。海外大学の選考プロセスでは、課外活動でいかに活躍したか、いかに社会貢献したかが重視されます。
他の生徒と差別化するためにアピールするのが主な目的となるため、留学生はその時点でアドバンテージがあります。日本固有のスポーツや趣味(囲碁や茶道など)をしている場合は、大いにアピールしましょう。また、これらはエッセイの話題にも適しています。
米国の大学では寮生活が必要?
特に1年生(Freshmen)は、寮生活をするよう推奨する大学が大半です。大学内で交流を深めるためでもありますが、実際に寮で暮らすことによって成績が上がる傾向があるという研究結果が出ているようです。
一般的には性別で分けられていますが、近年は男女共同寮での生活を希望する学生も増えており、どちらか選択することが可能な場合もあります。