海外の大学の出願には、TOEFL®やIELTSなどの英語力を測定するテストや、SAT®などの統一試験のスコアが必要になります。
志望大学の出願条件を確認して、これらのテストを受験しましょう。
出願に必要な主なテスト
TOEFL iBT®
TOEFL®とは英語力を測定するテストの1つで、アカデミックな英語環境での英語運用能力を測ります。世界でも採用している機関は非常に多く、最もポピュラーな英語テストの1つと言えるでしょう。
TOEFL®のテスト形式には PBT(Paper-Based Testing)と iBT(internet-Based Testing)の2種類がありますが、ここでは現在主流となっている iBT について簡単にご紹介します。
試験科目 | Listening、Reading、Writing、Speaking の4科目 |
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試験方式 |
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採点方法 | 各科目30点の120点満点で採点 |
試験時間 | 約3時間~3時間半 |
国内での実施 | 全国約100会場で実施(主に土日の開催) |
受験費用 | 245ドル(2022年6月現在) |
IELTS
IELTS とは英語力を測定するテストの1つで、英国・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アイルランドではほぼ全大学が、米国では3,000以上の教育機関が出願時の英語力の指標として IELTS を採用しています。
IELTSの試験形態には ACADEMIC と GENERAL TRAINING の2種類があり、大学・大学院への進学を考えている人は前者の ACADEMIC を受験します。
以下、 IELTS について簡単にご紹介します。
試験科目 | Listening、Reading、Writing、Speaking の4科目 |
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試験方式 | Speaking はネイティブスピーカーとの面接、他はペーパーテスト(記述式) |
採点方法 | 英語運用能力を1.0〜9.0点の点数で示すバンドスコアという方式で採点 |
試験時間 | 約2時間45分 |
国内での実施 | 全国18会場で実施(会場により月に最大で3回実施) |
受験費用 | 25,380円(税込)※2022年6月現在 |
※申し込みの際にパスポートが必要となります。
SAT®
SAT®とは、米国を中心とした大学に出願する際に受ける大学進学適性試験です。
米国の大学入学共通テストといった位置づけですが、テストは年に複数回あり、全学年の生徒が、何度でも受験できます。米国の生徒達はその中から1番良い点数を大学に提出します。
米国の難関大学では、海外からの学生でも出願時にSAT®のスコアが要求されます。
Redesigned SAT
試験科目 |
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採点方法 |
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試験時間 | 3時間 |
国内での実施 | 1月、5月、6月、10月、11月、12月の計6回実施 |
受験費用 | 米国での受験料:60ドル 日本での受験料:113ドル ※2022年6月現在 |
ACT®
SAT®と同様の統一試験で、ACT®というテストがあり、科目(ACT®は English、Mathematics、Reading、Science、Writing [任意])や採点方式が大きく異なります。
SAT®、ACT®のどちらを受験しても米国の全大学に出願できますが、大学によっては SAT®、ACT®のどちらのスコアが必要かを指定している大学もありますので、志望する大学がどちらを要求しているか確認した上で受験しましょう。