★Virginia バージニア州
バージニア州は、アメリカ史を語る上で最も重要といっても過言ではありません。アメリカ初の植民地として知られるJamestownがあり、奴隷制度も同じくバージニア州で始まりました。また、アメリカ独立戦争でイギリスが降参したYorktownも、南北戦争で南部のアメリカ連合軍が降参したAppomattoxもバージニア州にあり、戦争で活躍した多くの将軍や兵士の墓地が一般公開されています。州都であるRichmondが南北戦争中の連合軍の首都だったこともあり、南北戦争ではバージニア州内の多くのエリアが戦地となりました。
また、初代大統領のジョージ・ワシントンをはじめ8人もの大統領がバージニア出身であることから“Mother of Presidents”とも呼ばれています。ジョージ・ワシントンと第3代大統領のトーマス・ジェファーソンの家は観光地としても人気があります。
州内には空軍・海軍・陸軍など複数の政府機関の本部がありますが、特に2001年9月のアメリカ同時多発テロで飛行機に衝突されたアメリカ国防総省の本庁舎 “The Pentagon”が有名です。The Pentagonは世界最大のオフィスビルですが、建物の構造上一番遠いところでも10分以内にたどり着けるそうです。
WilliamsburgにあるWilliam and Mary大学は1693年に創設され、ハーバード大学に続く全米で2番目に古い大学です。アメリカ独立戦争中の1779年に、トーマス・ジェファーソンの強い希望で同大学にアメリカ初の法学大学院が設立されました。
観光スポットのおすすめは、植民地時代の街並みが再現されている野外博物館、Colonial Williamsburgです。当時の衣装を身につけた従業員が当時の言葉づかいで働いており、「生きた博物館」と呼ばれています。
バージニア州はアメリカのピーナッツの総生産量の5%を占めており、バージニア種という名前のピーナッツがあるほどです。魚介類も有名で、特にRappahannock地方の牡蠣はとても新鮮です。また、ワイナリーの数は全米で6位を誇ります。
アメリカを知る上では欠かせないバージニア州、是非訪れてみてください!