6月4日(日)、米国大使館にご協力いただき「世界トップクラスの米国高等教育とは~featuring米国大使館」を開催しました。米国への留学や進学に関心のある学生・保護者の方から400名を超える参加申し込みがあり、海外の高等教育への関心の高さが窺えました。
グローバル化と子どもの海外進学 ―SAPIX YOZEMI GROUP―
冒頭、サピックス代ゼミグループ代表高宮敏郎より挨拶があり、グローバル社会を取り巻く状況やグローバル人材育成への取り組みなどを紹介しました。事例として挙げられた開成高校では、校長の柳沢幸雄先生が積極的に海外大学への進学を提唱しているそうです。開成高校では今年、延べ21名の卒業生が海外大学に合格し、そのうち7名が実際に進学しました。1学年が約400名のため、2%弱が海外大学への進学を選んだことになります。また、開成の場合、現役生で見ると、これまでは1学年の成績上位者100名が東大に進学し、その上位100名に入らない生徒が海外大学への進学を選択するパターンが多かったのですが、最近では安定して100位以内に入っている生徒でも、海外大学へ進学するケースが増えてきているそうです。
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米国留学のすすめ ―米国大使館―
続いて米国大使館のGreg氏が登壇し、スライドを写しながら、留学生として来日した際の体験談や外交官として経験された当時の日本の様子を語りました。また、世界の大学ランキングトップ10で米国の大学が占める割合や、米国の大学の数などの具体的な数字を挙げながら、米国高等教育の質の高さ、多様性といった魅力について紹介しました。
続いて登壇した駐日米国大使館広報のEducationUSA Advisorからは、米国大学留学の基礎知識と題し、ご講演いただきました。米国留学のメリットとして世界トップクラスの教育が受けられること、各国に人脈ができること、文化を超えて協力し合えることなど留学を通して可能性が大いに広がることを説明しました。また日米の大学の違いとして書類審査が重要視されること、入学時に専攻分野を決める必要がないこと、学科変更が自由にできることなどを挙げました。大学の種類に関しても4年制の総合大学だけでなく、少人数の学部教育に重きを置くリベラルアーツカレッジ、授業料が安く門戸が広いコミュニティカレッジ、寮を備えたジュニアカレッジなど様々な大学があり、自分の希望に沿った大学選びが可能であることを強調しました。また留学に必要な英語力としてTOEFL iBT(学部で60以上)やIELTS(6.0以上)のスコアを提示し、トップの大学を希望する場合はGPAのスコアもしっかり取ることが大切であると説明しました。出願書類に関しては願書、申請料、財政能力証明書、エッセイ、SATなどのテストスコア、成績証明書、推薦書が必要で、早めの準備をするように説明がありました。
EducationUSA Advisorのご講演の後は参加者からのご質問をお受けして、米国大使館のGregさんとアドバイザーにお答えいただくQ&A Sessionを行いました。ここでは奨学金やGPAについてなど様々なご質問をいただき、参加者の留学への関心の高さが垣間見えました。
また、本イベント終了後にも、参加者から追加のご質問をいただいています。こちらは準備ができ次第、追記してまいります。今しばらくお待ちください。
高校からの米国留学・大学の日米併願 ―Triple α社―
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本イベントの様子は、グループ広報誌「さぴあ」8月号、「SQUARE」8/9月号、「Y-SAPIX Journal」8/9月号にも掲載されます。併せてご覧ください。