★Colorado コロラド州
みなさん、こんにちは!
YGCでは6月7日(日)に、「グローバルエリートの英語力育成セミナー」を開催しました。たくさんの方にお越しいただき、YGCの授業についてじっくりお話しすることができました!
英語と関わりのあることがしてみたいけれど、何からはじめたら良いか分からない…という方は、ぜひこのコラムを読みながらアメリカと日本の文化について理解を深めていきましょう!
今回は、アメリカ西部のコロラド州をご紹介します!
地図でコロラド州を見たときに最も印象的なのは、その「形」ではないでしょうか。東西南北で隣接している州との州境が緯線と経線に沿っていて、きれいな四角の形をしています。どうしてこのような四角い州になったのか、理由は諸説ありますが、国土の7割が山岳地帯という日本とは異なり、アメリカには広い平野が広がっています。そのため境目に適した山脈や河川がない場所では緯度経度に沿って「ここからここまで」と、直線の州境を引いてしまうのが一番良い方法だった…という説が有力です。ちなみに緯線と経線で囲まれている州は、コロラド州の他にワイオミング州とユタ州の2州しかありません。
コロラド州は実は日本との関わりがとても深い州です。松平忠厚という人が1886年に日本人としてはじめてコロラド州に移住したのをきっかけに、多くの日系人移民がコロラド州で主に鉄道関係の職業に就き働くようになります。第二次世界大戦中はカリフォルニア州など他の州に住んでいた日本人・日系人も内陸のコロラド州に隔離され、コロラド州にもともと住んでいた人たちとあわせて約8,000人が日本人収容所に収容されて過ごしました。彼らは終戦後もコロラド州や周辺の州に残り、農業を営むなどして生活を続け、州都のデンバー市も日本人街として賑わいました。デンバー市には現在でも日本食料品店や仏教のお寺があり、日本人街の名残を見せています。このように日本と深い関係があるコロラド州は山形県と姉妹州・県関係を結んでいるほか、9都市が日本の市町村と姉妹都市関係になっていて、活発な文化交流が行われています。
コロラドには開拓時代の名残で今でも蒸気機関車や登山列車などが走っており、西部劇に出てくるような街の景観が残っている地域があります。ウエスタン文化を体感できるイベントとして、毎年1月にナショナル・ストック・ショーという催しが開催されています。見どころはなんといっても様々なロデオ競技。暴れる牛や馬を乗りまわしたりロープを首にかける速さを競ったりするロデオ競技はれっきとしたスポーツで、ナショナル・ストック・ショーで行われるロデオの大会は北米でも有数の大会の一つです。ダイナミックな迫力にハラハラしつつ、圧倒されること間違いなしですよ!ただ残念ながらお見せできるような写真を持っていないので、ぜひ現地に行って映画に出てくるようなコロラドの街並みを見てきていただきたいと思います!