★Georgia ジョージア州
今回はアメリカ南東部にあり、1776年にイギリスから独立した13州のうちの1つであるジョージア州についてご紹介します!
ジョージアという州名は、イギリスの植民地になった1733年にイギリスの国王だったジョージ2世が由来です。戦争をしてイギリスから独立したにも関わらず名前を変えなかったのは少し不思議ですが、独立するという事実が重要で、名前にはそれほどこだわっていなかったのかもしれません。イギリス国王の名前が由来になっているアメリカの州は他にもありますので、今後のコラムの更新を見ながら考えてみてくださいね。
ジョージアの州都・アトランタ市の人口は44万人を超え、ジョージア州内だけでなくアメリカ南東部の経済的中心地の一つといえます。たとえば皆さんもご存じのコカ・コーラ社やアヒルのキャラクターで有名な生命保険会社のアフラック社、航空会社のデルタ航空や運送会社のUPS社など、アメリカを代表する大企業がジョージア州に本社を置いており、1,700以上の会社の国際本社がジョージア州にあります。
観光もジョージア州の経済に大きな影響を与えています。なんと、コカ・コーラの博物館がジョージア州にはあり、歴史や製造方法などを紹介しているほか、世界中で売られている製品が無料で試飲できます!ふだん飲んでいるコカ・コーラも、他の国ではまったく違う味かもしれませんね。
同じくジョージア州に本社があり世界的に有名なケーブルテレビニュース専門チャンネルであるCNNも、本社内で見学ツアーを実施しています。ニュースの裏側を見ることができたり、ニュースキャスターになったような記念写真を撮ることができたりと内容が充実していて、毎日多くの人が訪れているそうです。
州の北西部にあるベリー・カレッジという大学のキャンパスは、世界で最も広いとされています。豊かな森林や湖、山などを含んだその広さはなんと約26,000エーカー(105平方キロ以上)、東京ドーム5,530個分にも相当します。東京都の世田谷区と杉並区を合わせたくらいだと考えると、その広さが少しは伝わるでしょうか…。自然豊かな落ち着いた雰囲気の中で勉強ができるため、南部の総合大学の中でも人気の高い大学として知られています。
このように各州・各地域で人気の大学を調べてみると、日本ではなかなか耳にする機会の少ない大学を知ることができるかもしれませんね。今までのコラムで気になった州の大学を、少し調べてみてはいかがでしょうか?