★Hawaii ハワイ州
みなさんは、ハワイと聞くとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。ワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッド、リゾートホテル、でしょうか?
世界有数の観光地として年間800万人以上が訪れるハワイですが、日本とハワイとの初期の関わりは、移民の歴史でした。明治元年(1868)に最初の移民が渡って以来、20万人を超える日本人がハワイに移民しました。日本人以外にも、多くの欧米人・アジア人が移民した結果、今ではハワイの人種構成は白人が4分の1ほどで、フィリピン系が15%、日系が14%、中国系4%、韓国系2%、さらに先住のハワイアンが6%を占めており、まさに東西文化の融合により現在のハワイがあります。
そのため、ハワイには世界中の食文化が集まり融合しており、アメリカ風ハンバーガー、ベトナムのフォー、地元で人気のガーリックシュリンプの屋台、イタリア風カラマリフライなどなど、ハワイに1週間滞在するだけで、何カ国も旅したような気分を味わうことができます。
また、ハワイは車のナンバープレートのデザインにもなるほど、虹の多いところとしても知られています。伝説によると、その昔、ハワイには虹が無く、雨が降った後の空はどんよりとした鉛色だったそうです。そこで、メネフネとよばれる伝説の小人族たちが、花のオレンジ色、バナナの黄色、海の青色などを集めて、虹をつくったそうです。夕方に降るシャワーとよばれる通り雨の後、毎日のように空には大きな虹がかかります。さらに、二重にかかったダブルレインボーを見ると、願い事がかなうともハワイに戻れるとも言われているそうです。みなさんもハワイを訪れた際には、ぜひシャワーの後の東の空に注目してみてください。