★Oklahoma オクラホマ州
今回紹介するオクラホマ州は、アメリカ南中部に位置しており、夏は非常に蒸し暑く43度を超えることもある一方、冬は氷点下が続きます。また、州の大半は竜巻街道と呼ばれる地域にあり、年間の竜巻発生率は世界最大級です。2013年には、史上最強クラスともいわれるムーア竜巻が発生し、非常に多くの被害を出しました。
石油や天然ガスを産出し、農業の生産高も高いオクラホマ州は、エネルギーや通信、バイオテクノロジーの経済基盤もあり成長率の高い州です。Oklahomaの略称は「OK」であることから、「Oklahoma is OK」をスローガンに経済基盤の安定をPRしています。
オクラホマ州の州名はチョクトー族インディアンの言葉でokla(人々)とhumma(赤い)を合わせたものであり、「赤い人々」を意味します。当初オクラホマ州は全米のインディアン部族(ネイティブ・アメリカン)を強制移住させる目的でつくられた州で、他の州に比べてインディアン保留地がたくさんあります。「赤い人々」とはまさにインディアンを意味しているのです。
われわれ日本人がオクラホマ州と聞いて思い浮かぶのは、やはり「オクラホマミキサー」ではないでしょうか。オクラホマミキサーとは、日本でよく知られるフォークダンスです。本来はダンスの名称ですが、このダンスで使われる曲自体と誤解されることも多くあります。ミキサーとは、社交ダンスやフォークダンスで複数の男女ペアがパートナーを順に換えながら踊るダンスのジャンルです。では、オクラホマはオクラホマ州を意味するのでは?と思い調べてみましたが、日本人が勝手につけた名前で、特には意味がないようです。オクラホマ出身の方に言っても通じませんのでご注意を。
最後に小ネタを紹介します。
なんとオクラホマ州はショッピングカート発祥の地だそうです。1937年に「Piggly-Wiggly」 というスーパーマーケットチェーンを経営するシルヴァン・ゴールドマン氏が発案したと言われています。