Application Essay の重要性について
国内・海外ともに受験シーズンは終わり、4月から新しい生活がスタートした方も多いかと思います。今回は米国大学出願を振り返り、Common Application Essay についてご紹介いたします。Essay の重要性や大学の先生が評価する Essay について、一緒に読み解いていきましょう。
まず初めに、米国の四年制大学へ出願する際に求められる Essay は主に2種類あります。1つ目は本記事で取り上げる、「Common Application Essay」。こちらは Common Application を採用している大学に出願する際、受験者全員が提出する Essay 課題となります。複数のトピック*1 の中から1つのテーマを選び、Essay を作成します。そして、2つ目は大学が独自に出題する「Supplement Essay*2」です。
Common Application Essay の重要度は大学によって異なります。例えば、私立総合大学やリベラルアーツカレッジのような比較的規模が小さい大学では、各受験者の学力・推薦状・Essay などに満遍なく目を通し、きめ細かく審査をします。一方、規模が大きい州立大学では、生徒の学力(SAT®・TOEFL iBT® などのテストスコア)や学校の成績を見てある程度の合否を振り分けた後、成績優秀者の Essay を評価します。そのため、Essay の内容は最終合格者を決める大事な要素となり得るのです。
自身の個性やバックグラウンドについて書く設問が多い Common Application Essay では、「出願者自身がどんな人物なのかを忠実に伝えること」が大切です。自身の経験や普段の生活の中から、自分の価値観に影響を与えた出来事・新しい発見があったエピソードなど、自分だけが語れるストーリーを Essay に反映すると良いでしょう。Admission Officer の目に留まる Essay を完成させるためには、自己分析を丹念にしたうえで、Essay を推敲する必要があります。
従って、米国大学に出願する場合は、学校の成績や英語力を高いレベルで維持することはもちろんのこと、自己を表現する Essay も非常に重要になります。
YGCでは、米国大学出願に向けたアプリケーションプロセスの指導(Essay、Interview、課外活動など)も行っておりますので、出願を検討されている方はぜひお問い合わせください。